ストーリー
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女子中学生『未来(みらい)』は東京で激しいイジメに合い、 イジメグループから逃げる為、佐渡ヶ島外海府にある寂れた漁村『石名』に 一人引っ越して来ました。 しかし、激しいイジメのせいで未来は人と話が出来ません。 |
知り合いも無く、一人孤独な未来。
ある日、神社で猫に襲われていたニワトリを助けけます。 『ちゃー坊』と名乗るそのニワトリと未来は何故か話が出来たのでした。 |
孤独な未来はちゃー坊と暮らす事にしました。
未来はちゃー坊と一緒に、学校に行こうと家を出ます…… しかしイジメのトラウマにより途中で引き返してしまいました。 毎日毎日、学校へ行こうとする未来を『ちゃー坊』は励まし続けます。 |
1242年(仁治3年)佐渡国石名村
巫女の不思議な力で鳥と会話が出来る氷(ひょう)は、 怪我をして動けなくなっている不思議なニワトリを拾います。 最初は食べようと思って持ち帰ったものの、 かわいそうになり『ちゃー坊』と名づけ、飼う事にしました。 |
ある日、氷とちゃー坊は隣町まで反物を売りに行きました。
ところが、すっかり遅くなった帰り道、オオカミの群れに囲まれてしまったのです。 |
ちゃー坊は命を捨てて氷を守る事を選びました。
氷は叫びます『ちゃー坊、だめっだめっそんなの!!』 オオカミの牙が氷とちゃー坊を引き裂こうとした次の瞬間… |
オオカミ達が次々と吹き飛びます。
氷が目を開けると…そこには不思議な鳥がいました。 |
未来はバス亭で泣いていました。
今日も学校には行けなかったのです。 ちゃー坊はそんな未来を励まします。 するとそこに不思議な鳥が現れました。 トキと名乗るその鳥はちゃー坊に語りかけます。 『奴が目を覚ました、再び戦ってくれるか?わが友よ』 ちゃー坊は迷う事無く答えます。 『当然じゃないか…氷との約束だからね。』 その日からトキとちゃー坊と未来、一人と二羽の暮らしが始まったのでした。 |